谷崎 潤一郎

私

新字旧仮名 約12,016字・読了目安24分

この作品を読む Amazonで探す

もう何年か前、私が一高の寄宿寮に居た当時の話。 或る晩のことである。その時分はいつも同室生が寝室に額を鳩めては、夜おそくまで蝋勉と称して蝋燭をつけて勉強する(その実駄弁を弄する)のが習慣になつて居たのだが、その晩も電燈が消えてしまつてから長…

作品情報

初出「改造 第三巻第三号」1921(大正10)年3月1日
公開日2023-07-24
最終更新2023-07-17
底本 「谷崎潤一郎全集 第八巻」中央公論新社
入力黒潮
校正友理

谷崎 潤一郎の他の作品

谷崎 潤一郎の作品をすべて見る →

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。