野村 胡堂

銭形平次捕物控

277 和蘭の銀貨

新字新仮名 約14,778字・読了目安30分

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一 「親分、良い陽気ですね」 フラリとやって来た八五郎は、襟の汗を拭いて、お先煙草を五六服、お茶をガブ呑みの、継穂もないお世辞を言うのでした。 「二三日見えなかったが、どこへ行って居たんだ」 銭形の平次も、この十日ばかりはまるっきり暇、植木…

作品情報

初出「オール讀物」文藝春秋新社、1952(昭和27)年6月号
分類NDC 913
公開日2020-05-17
最終更新2020-04-28
底本 「鬼の面 ――銭形平次傑作選③」潮出版社
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正noriko saito

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