入江のほとり
旧字旧仮名 約27,281字・読了目安55分
一 長兄の榮一が奈良から出した繪葉書は三人の弟と二人の妹の手から手へ渡つた。が、勝代の外には誰れも興を寄せて見る者はなかつた。 「何處へ行つても枯野で寂しい。二三日大阪で遊んで、十日ごろに歸省するつもりだ。」と鉛筆で存在に書いてある文字を、…
作品情報
| 初出 | 「太陽 第二十一巻第四号」博文館、1915(大正4)年4月1日 |
|---|---|
| 分類 | NDC 913 |
| 公開日 | 2018-10-28 |
| 最終更新 | 2018-10-01 |
| 底本 | 「正宗白鳥全集第五卷」福武書店 |
| 入力 | 山村信一郎 |
| 校正 | フクポー |
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