谷崎 潤一郎

二人の稚児

新字新仮名 約18,793字・読了目安38分

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二人の稚児は二つ違いの十三に十五であった。年上の方は千手丸、年下の方は瑠璃光丸と呼ばれて居た。二人は同じように、まだ頑是ない時分から女人禁制の比叡の山に預けられて、貴い上人の膝下で育てられた。千手丸は近江の国の長者の家に生れたのだそうである…

作品情報

初出「中央公論」1918(大正7)年4月号
分類NDC 913
公開日2018-04-10
最終更新2018-03-26
底本 「潤一郎ラビリンスⅤ――少年の王国」中公文庫、中央公論新社
入力しりかげる
校正まりお

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