山本 和久三

本覚寺の山門に立ちて

新字旧仮名 約611字・読了目安1分

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狭い通りであつた。天気が続くと、ぽか/\の砂埃が靴の踵を没すばかりの道だつた。左側には小つぽけな商家や住宅が軒を接してならんでゐた。右側には乱杭式の木柵が不規則に立つてゐた。人力車がやつと擦れ違ふほどの、其狭い道路を肥車の列が朝から晩まで絶…

作品情報

公開日2025-10-05
最終更新2025-10-04
底本 「日本随筆紀行第八巻 横浜 かもめが翔んだ」作品社
入力浦山敦子
校正栗田美恵子

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