谷崎 潤一郎

人魚の嘆き

新字旧仮名 約22,750字・読了目安46分

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むかし/\、まだ愛親覚羅氏の王朝が、六月の牡丹のやうに栄え耀いて居た時分、支那の大都の南京に孟世燾と云ふ、うら若い貴公子が住んで居ました。此の貴公子の父なる人は、一と頃北京の朝廷に仕へて、乾隆の帝のおん覚えめでたく、人の羨むやうな手柄を著は…

作品情報

初出「中央公論」1917(大正6)年 1月
公開日2024-07-24
最終更新2024-07-14
底本 「日本幻想文学集成⑤ 谷崎潤一郎」国書刊行会
入力HAR
校正深白

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