谷崎 潤一郎

細雪

02 中巻

新字新仮名 約211,907字・読了目安424分

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一 幸子は去年黄疸を患ってから、ときどき白眼の色を気にして鏡を覗き込む癖がついたが、あれから一年目で、今年も庭の平戸の花が盛りの時期を通り越して、よごれて来る季節になっていた。或る日彼女は所在なさに、例年のように葭簀張りの日覆いの出来たテラ…

作品情報

分類NDC 913
公開日2020-07-24
最終更新2020-06-27
底本 「細雪(中)」新潮文庫、新潮社
入力砂場清隆
校正いとうおちゃ

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