中谷 宇吉郎

雪の化石1

新字新仮名 約506字・読了目安1分

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北海道の奥地深く、標高千メートルの地点では、冬中気温は普通零下十度以下で、雪の結晶は顕微鏡下に、水晶の骨組のように繊細を極めた姿を顕している。その六方の枝の端の端まで行き渡った輪廓の鋭さは、近代硝子器の持つ感覚である。このような結晶が、冬ご…

作品情報

初出「東京朝日新聞」1935(昭和10)年11月24日
分類NDC 451
公開日2017-02-19
最終更新2017-01-12
底本 「中谷宇吉郎集 第一巻」岩波書店
入力kompass
校正砂場清隆

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