坂口 安吾

小さな部屋

新字新仮名 約16,866字・読了目安34分

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「扨て一人の男が浜で死んだ。ところで同じ時刻には一人の男が街角を曲っていた」―― という、これに似通った流行唄の文句があるのだが、韮山痴川は、白昼現にあの街角この街角を曲っているに相違ない薄気味の悪い奴を時々考えてみると厭な気がした。自分も…

作品情報

初出「文藝春秋 第一一年二号」1933(昭和8)年2月1日
分類NDC 913
公開日2017-10-20
最終更新2017-09-24
底本 「桜の森の満開の下」講談社文芸文庫、講談社
入力日根敏晶
校正まつもこ

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