山本 周五郎

初夜

新字新仮名 約18,024字・読了目安36分

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一 明和九年(十一月改元「安永」となる)二月中旬の或る日、――殿町にある脇屋代二郎の屋敷へ、除村久良馬が訪ねて来た。 脇屋の家は七百石の老臣格で、代二郎は寄合肝煎を勤めている。除村は上士の下の番頭で、久良馬は「練志館」の師範を兼ねていた。彼…

作品情報

初出「週刊朝日春季増刊号」朝日新聞社、1954(昭和29)年3月
公開日2022-09-15
最終更新2022-08-29
底本 「山本周五郎全集第二十五巻 三十ふり袖・みずぐるま」新潮社
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正栗田美恵子

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