小島 烏水

奥常念岳の絶巓に立つ記

新字新仮名 約6,345字・読了目安13分

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泊まったのは、二の俣の小舎である。 頭の上は大空で、否、大空の中に、粗削りの石の塊が挟まれていて、その塊を土台として、蒲鉾形の蓆小舎が出来ている。立てば頭が支える、横になっても、足を楽々延ばせない、万里見透しの大虚空の中で、こんな見すぼらし…

作品情報

初出「中學世界 第十卷第七號」博文館、1907(明治40)年6月
分類NDC 291 915
公開日2019-12-13
最終更新2019-11-24
底本 「日本近代随筆選 1出会いの時〔全3冊〕」岩波文庫、岩波書店
入力岡村和彦
校正富田晶子

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