小山 清

おじさんの話

新字新仮名 約21,228字・読了目安42分

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昭和二十年の三月上旬に、B29が東京の下町を襲撃した際に、私は一人の年寄と連れ立って逃げた。その年寄のことを、なが年私はおじさんと呼んでいる。おじさんはそのとき、折りわるく持病の神経痛が出て跛をひいていたので、私は手を引いて逃げたのである。…

作品情報

初出「新潮 第五十巻七号」新潮社、1953(昭和28)年7月1日
分類NDC 913
公開日2019-12-10
最終更新2019-11-24
底本 「日日の麺麭・風貌 小山清作品集」講談社文芸文庫、講談社
入力kompass
校正酒井裕二

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