中野 鈴子

飢餓の中から

新字新仮名 約644字・読了目安1分

この作品を読む Amazonで探す

腹は凹んで皮ばかりのようだ 口はほせからツバも出ない 目はかすんでものが見えぬ 三分作なのに地主はおしかけて来た 来年の年貢をよこせと そして 手をあわせて拝むわたしらを尻目にかけ 一粒のこらず かっさらって行った 毎日毎晩 わたしらは夢中…

作品情報

初出「プロレタリア文学 第一巻第五号」日本プロレタリア作家同盟出版部、1932(昭和7)年4月25日
分類NDC 911
公開日2018-12-09
最終更新2021-05-28
底本 「中野鈴子全詩集」フェニックス出版
入力津村田悟
校正夏生ぐみ

中野 鈴子の他の作品

中野 鈴子の作品をすべて見る →

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。