中野 鈴子

途中で

新字新仮名 約371字・読了目安1分

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わたしは途中で一人の女とすれちがった 女のかおは白粉と紅で白く赤く美しかった 背が高くふっくら円かった 年は二十三四 そして藤色チリメンの長袖 厚いフェルト草履の大股でトットッと歩いて行った それは大変に自慢そうで からだ全体が得意で一ぱい…

作品情報

初出「婦人戦旗 第一巻第二号」戦旗社、1931(昭和6)年8月1日
分類NDC 911
公開日2019-01-24
最終更新2018-12-24
底本 「中野鈴子全詩集」フェニックス出版
入力津村田悟
校正夏生ぐみ

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