風巻 景次郎

北のはての地に

新字新仮名 約1,548字・読了目安3分

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雪がふると巷の音がしずかになる。わたくしはそれが好きだ。ことに夜がいい。窓硝子にしずかにとまろうとする粉雪が電灯の光にきらきらときらめいて煖炉だけがかすかに唄っている。お茶など飲みながら、がたくり椅子に凭れかかって、煤けきった天井を眺めてい…

作品情報

分類NDC 914
公開日2019-01-04
最終更新2018-12-24
底本 「日本随筆紀行第二巻 札幌|小樽|函館 北の街はリラの香り」作品社
入力大久保ゆう
校正noriko saito

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