中野 鈴子

ある日

新字新仮名 約214字・読了目安1分

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ある日 市電ののりかえで待っていると 一人の女の人がやってきた 洋服も帽子も見たこともないような古い型で 汚れて穴もあいている 断髪の毛は赤ちゃけ 木綿靴下の足がすりこぎのように弾力がない 電車がきて 彼女はわたしの前に向かい合った 健康で…

作品情報

分類NDC 911
公開日2020-01-05
最終更新2019-12-27
底本 「中野鈴子全詩集」フェニックス出版
入力津村田悟
校正夏生ぐみ

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底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。