葛西 善蔵

呪はれた手

新字旧仮名 約2,173字・読了目安4分

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彼が、机の上の原稿紙に向つてペンを動かしてゐると、細君が外からべそ面して、駈け込むやうに這入つて来た。五つになる二女がおい/\泣いてついて来た。――また継母にやり込められたのだ。 困つたものだ――と彼は眉を寄せて、ペンを置いて、細君がおろ/…

作品情報

公開日2022-07-23
最終更新2022-06-26
底本 「日本の名随筆 別巻65 家出」作品社
入力浦山敦子
校正noriko saito

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