萩原 朔太郎

悲しい新宿

旧字旧仮名 約1,191字・読了目安2分

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世田谷へ移つてから、新宿へ出る機會が多くなつた。新宿を初めて見た時、田圃の中に建設された、一夜作りの大都會を見るやうな氣がした。周圍は眞闇の田舍道で、田圃の中に蛙が鳴いてる。そんな荒寥とした曠野の中に、五階七階のビルヂングがそびえ立つて、悲…

作品情報

初出「國民新聞」1934(昭和9)年12月11日
分類NDC 914
公開日2020-11-01
最終更新2020-10-28
底本 「萩原朔太郎全集 第九卷」筑摩書房
入力きりんの手紙
校正岡村和彦

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