故郷
新字新仮名 約10,375字・読了目安21分
私はきびしい寒さを物ともせず、二千里の遠方から二十余年ぶりで故郷へ帰って来た。 冬も真最中となった頃、やっとのことで故郷へ近づいた折から、天気は陰気にうす曇り、冷たい風は船室の中まで吹き込んで来て、ぴゅうぴゅうと音を立てている。船窓から外を…
作品情報
| 初出 | 「中央公論」1932(昭和7)年1月1日 |
|---|---|
| 分類 | NDC 923 |
| 公開日 | 2021-05-06 |
| 最終更新 | 2021-05-06 |
| 底本 | 「故郷・孤独者」新学社文庫、新学社教友館 |
| 入力 | 大久保ゆう |
| 校正 | 佐藤すだれ |
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