辻村 伊助

スウィス日記

新字新仮名 約206,850字・読了目安414分

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序 忘却は人間の有する最大の幸福である。私達の目まぐるしい生活が、あらゆる感情の綯い交じったその日その日が、有りの儘に私達の在る限り、胸の中にたたまれてあるとしたら、それを負うて歩まねばならぬ人の運命はいかに悲惨なものだろうか。 雑然たる生…

作品情報

初出序「スウイス日記」横山書店、1922(大正11)年8月12日<br>「リヨン——シェネーフ」から「ラゴ・マジョーレ」まで「山岳 第十年第一号」日本山岳会、1915(大正4)年9月<br>「コモの湖」から「オーベル・ピンツガウ」まで「山岳 第十年第二号」日本山岳会、1915(大正4)年12月<br> 「ベルン」から「シュピーツ」まで「山岳 第十年第三号、第十一年第二号」日本山岳会、1916(大正5)年5月、1916(大正5)年12月
分類NDC 293
公開日2021-09-01
最終更新2022-03-30
底本 「スウィス日記」平凡社ライブラリー、平凡社
入力富田晶子
校正雪森

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