田中 早苗 (翻訳者)、ルヴェル モーリス

乞食

新字新仮名 約5,261字・読了目安11分

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夜は刻々に暗くなってゆく。 一人の老ぼれた乞食が、道ばたの溝のところに立ちどまって、この一夜を野宿すべき恰好な場所を物色している。 彼はやがて、一枚のあんぺらにくるまって身を横えると、小さな包みをば枕代りに頭の下へ押しこんだ。そのあんぺらは…

作品情報

初出「新青年」1923(大正12)年8月号
分類NDC 953
公開日2020-10-17
最終更新2020-09-30
底本 「夜鳥」創元推理文庫、東京創元社
入力ノワール
校正栗田美恵子

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