田中 早苗 (翻訳者)、ルヴェル モーリス

碧眼

新字新仮名 約5,980字・読了目安12分

この作品を読む Amazonで探す

女は寝台のそばに立って、しょんぼりと考えこんでいた。病室用のだぶだぶな被布にくるまっているせいでもあろうが、何だか実際よりも痩せ細って見えた。 あの愛くるしい顔もすっかり衰えてしまった。眼の縁はうすく黯ずんだけれど、哀愁をたたえた底知れぬ深…

作品情報

初出「夜鳥」春陽堂、1928(昭和3)年6月23日
分類NDC 953
公開日2020-12-19
最終更新2020-11-27
底本 「夜鳥」創元推理文庫、東京創元社
入力ノワール
校正栗田美恵子

田中 早苗の他の作品

田中 早苗の作品をすべて見る →

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。