中谷 宇吉郎

郭公のおとずれ

新字新仮名 約1,502字・読了目安3分

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六月に入ってしばらくすると、郭公が鳴く。 そして郭公とつれて、待ちかねた北海道の初夏が訪れて来る。 長い寒い北国の春につかれた人々は、爽かな初夏の風が、ようやくに出揃った楡の青葉をぬけて来る日が二、三日つづくと、やっと安心する。そして九月ま…

作品情報

初出「婦人公論」1940(昭和15)年6月
分類NDC 914
公開日2020-04-11
最終更新2020-03-28
底本 「中谷宇吉郎随筆選集第一巻」朝日新聞社
入力砂場清隆
校正室瀬皆実

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