菊池 寛

神の如く弱し

新字新仮名 約14,114字・読了目安28分

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一 雄吉は、親友の河野が、二年越の恋愛事件以来――それは、失恋事件と云ってもよい程、失恋の方が主になって居た――事々に気が弱くてダラシがなく、未練がじめ/\と何時も続いて居て、男らしい点の少しもないのがはがゆくて堪らなかった。 河野の愛には…

作品情報

初出「中央公論」1920(大正9)年1月号
公開日2022-11-23
最終更新2022-10-26
底本 「菊池寛文學全集 第三巻」文藝春秋新社
入力卯月
校正友理

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