菊池 寛

祝盃

新字新仮名 約2,846字・読了目安6分

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久野の家を出た三人は、三丁目から切通しの方へ、ブラ/\歩いていた。五六年前、彼等が、一高にいたときは、この通を、もっと活溌な歩調でいくたび散歩したか分らなかった。 その時は、啓吉も久野も、今度久しぶりで、ヒョックリ上京して来た青木も、銘々そ…

作品情報

初出「電氣と文藝」1920(大正9)年9月号
分類NDC 913
公開日2022-03-01
最終更新2022-02-25
底本 「菊池寛文學全集 第三巻」文藝春秋新社
入力卯月
校正友理

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