片山 敏彦

或る時の詩

新字旧仮名 約179字・読了目安1分

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心の嵐が今去つたところだ 熱い嵐の中で、つめたい心がこゞえて 獣になつて魂の野を 走りまはつてゐた。 火に烙かれながら、一つの氷が 曇り日の天に向つて叫んだ。 心の嵐が今去つたところだ。 疲れた氷の火が静かにとけて 秋の曇り日の天の下に 春…

作品情報

公開日2022-11-05
最終更新2022-10-26
底本 「日本の詩歌 26 近代詩集」中央公論社
入力hitsuji
校正染川隆俊

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