高村 光太郎

十和田湖の裸像に与ふ

旧字旧仮名 約198字・読了目安1分

この作品を読む Amazonで探す

銅とスズとの合金が立つてゐる。 どんな造型が行はれようと 無機質の圖形にはちがひがない。 はらわたや粘液や脂や汗や生きものの きたならしさはここにない。 すさまじい十和田湖の圓錐空間にはまりこんで 天然四元の平手打をまともにうける 銅とスズ…

作品情報

初出「婦人公論 第三十八巻第一号」中央公論社、1954(昭和29)年1月1日(公立図書館の蔵書検索では「第三十九巻第一号」に修正されている)
公開日2023-04-02
最終更新2023-04-05
底本 「婦人公論 第三十八巻第一号」中央公論社
入力The Creative CAT
校正きりんの手紙

高村 光太郎の他の作品

高村 光太郎の作品をすべて見る →

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。