坂口 安吾

光を覆うものなし

――競輪不正事件――

新字新仮名 約12,042字・読了目安24分

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私はこの事件を告発して、いったん検察庁にまかせたのだから、検察庁の調査が完了して公式の発表が行われるまで、私自身の発言は差し控えるツモリであった。 ところが十月二日の朝日と毎日の朝刊に妙な記事が現れた。沼津地検へだした証拠物件の写真を静岡国…

作品情報

初出「新潮 第四八巻第一二号」1951(昭和26)年11月1日
公開日2022-12-07
最終更新2022-11-26
底本 「坂口安吾全集16」ちくま文庫、筑摩書房
入力持田和踏
校正ばっちゃん

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