有島 武郎

平凡人の手紙

旧字旧仮名 約12,251字・読了目安25分

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もう一年になつた。早いもんだ。然し待つてくれ給へ。僕はこゝまで何の氣なしに書いて來たが、早いもんだとばかりは簡單に云ひ切る事も出來ないやうな氣がする。僕が僕なりにして來た苦心はこの間の時間を長く思はせもする。まあ然し早いもんだと云つておかう…

作品情報

初出「新潮 第二十七卷第一號」1917(大正6)年7月1日
公開日2023-06-09
最終更新2023-06-05
底本 「有島武郎全集第三卷」筑摩書房
入力木村杏実
校正きりんの手紙

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