菊池 寛

蠣フライ

新字旧仮名 約1,594字・読了目安3分

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汽車が、国府津を出た頃、健作は食堂へは入つて行つた。寝るまでの中途半端の時間なので、客は十四五人もあちらの卓や此方の卓に散在してゐた。大抵は、二三人づれでビールや日本酒を飲んでゐた。健作は、晩飯を喰つてゐないので、ビフテキとチキン・ライスを…

作品情報

初出「文藝春秋」1927(昭和2)年1月号
公開日2023-12-26
最終更新2023-12-08
底本 「菊池寛全集 第三巻」高松市菊池寛記念館
入力葉桜めのう
校正友理

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