澤西 祐典

虹のこ

新字新仮名 約4,068字・読了目安8分

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淹れたての番茶を一口すすって、真由美は何気なくリビングの窓に目をやった。大きな窓からは、琵琶湖が一望できた。 あっ、来る。窓に貼りついた水滴の向こうに広がる湖の色を見て、そう直感した。 朝から小雨続きだった。天気予報によると、午後も曇天らし…

作品情報

初出「文學界 第七十八巻第十号」文藝春秋、2024(令和6)年10月1日
公開日2026-01-01
最終更新2025-12-30
底本 「文學界 第七十八巻第十号」文藝春秋
入力澤西祐典
校正大久保ゆう、Juki

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