森 鴎外

阿部一族

新字新仮名 約31,531字・読了目安63分

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従四位下左近衛少将兼越中守細川忠利は、寛永十八年辛巳の春、よそよりは早く咲く領地肥後国の花を見すてて、五十四万石の大名の晴れ晴れしい行列に前後を囲ませ、南より北へ歩みを運ぶ春とともに、江戸を志して参勤の途に上ろうとしているうち、はからず病に…

作品情報

初出「中央公論」1913(大正2)年1月
分類NDC 913
公開日2000-02-14
最終更新2014-09-17
底本 「日本の文学 3 森鴎外(二)」中央公論社
入力真先芳秋
校正進恵子

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