芥川 竜之介

袈裟と盛遠

新字新仮名 約8,324字・読了目安17分

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上 夜、盛遠が築土の外で、月魄を眺めながら、落葉を踏んで物思いに耽っている。 その独白 「もう月の出だな。いつもは月が出るのを待ちかねる己も、今日ばかりは明くなるのがそら恐しい。今までの己が一夜の中に失われて、明日からは人殺になり果てるのだ…

作品情報

初出「中央公論」1918(大正7)年4月
分類NDC 913
公開日1998-12-23
最終更新2014-09-17
底本 「芥川龍之介全集2」ちくま文庫、筑摩書房
入力j.utiyama
校正かとうかおり

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