海野 十三

俘囚

新字新仮名 約16,490字・読了目安33分

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「ねエ、すこし外へ出てみない!」 「うん。――」 あたしたちは、すこし飲みすぎたようだ。ステップが踉々と崩れて、ちっとも鮮かに極らない。松永の肩に首を載せている――というよりも、彼の逞しい頸に両手を廻して、シッカリ抱きついているのだった。火…

作品情報

初出「新青年」1934(昭和9)年2月号
分類NDC 913
公開日2000-01-10
最終更新2014-09-17
底本 「海野十三全集 第2巻 俘囚」三一書房
入力田浦亜矢子
校正もりみつじゅんじ

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