夢野 久作

人の顔

新字新仮名 約6,187字・読了目安12分

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一 チエ子は奇妙な児であった。 孤児院に居るうちは、ただむやみと可愛いらしい、あどけない一方の児であったが、五ツの年の春に、麹町の番町に住んでいる、或る船の機関長の家庭に貰われて来てから一年ばかり経つと、何となく、あたりまえの児と違って来た…

作品情報

初出「新青年」1928(昭和3)年3月
分類NDC 913
公開日2000-07-04
最終更新2014-09-17
底本 「夢野久作全集3」ちくま文庫、筑摩書房
入力柴田卓治
校正江村秀之

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