岡本 綺堂

半七捕物帳

53 新カチカチ山

新字新仮名 約23,993字・読了目安48分

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一 明治二十六年の十一月なかばの宵である。わたしは例によって半七老人を訪問すると、老人はきのう歌舞伎座を見物したと云った。 「木挽町はなかなか景気がようござんしたよ。御承知でしょうが、中幕は光秀の馬盥から愛宕までで、団十郎の光秀はいつもの渋…

作品情報

分類NDC 913
公開日1999-04-11
最終更新2014-09-17
底本 「時代推理小説 半七捕物帳(五)」光文社時代小説文庫、光文社
入力tatsuki
校正小林繁雄

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