芥川 竜之介

桃太郎

新字新仮名 約5,636字・読了目安11分

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一 むかし、むかし、大むかし、ある深い山の奥に大きい桃の木が一本あった。大きいとだけではいい足りないかも知れない。この桃の枝は雲の上にひろがり、この桃の根は大地の底の黄泉の国にさえ及んでいた。何でも天地開闢の頃おい、伊弉諾の尊は黄最津平阪に…

作品情報

初出「サンデー毎日 夏期特別号」1924(大正13)年7月
分類NDC 913
公開日1999-01-08
最終更新2014-09-17
底本 「芥川龍之介全集5」ちくま文庫、筑摩書房
入力j.utiyama
校正かとうかおり

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