岡本 綺堂

半七捕物帳

26 女行者

新字新仮名 約17,049字・読了目安34分

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一 明治三十二年の秋とおぼえている。わたしが久松町の明治座を見物にゆくと、廊下で半七老人に出逢った。 「やあ、あなたも御見物ですか」 わたしの方から声をかけると、老人も笑って会釈した。そこはほんの立ち話で別れたが、それから二、三日過ぎてわた…

作品情報

分類NDC 913
公開日1999-09-28
最終更新2014-09-17
底本 「時代推理小説 半七捕物帳(二)」光文社時代小説文庫、光文社
入力tatsuki
校正おのしげひこ

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