岡本 綺堂

恨みの蠑螺

新字新仮名 約14,134字・読了目安28分

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一 文政四年の四月は相州江の島弁財天の開帳で、島は勿論、藤沢から片瀬にかよう路々もおびただしい繁昌を見せていた。 その藤沢の宿の南側、ここから街道を切れて、石亀川の渡しを越えて片瀬へ出るのが、その当時の江の島参詣の路順であるので、その途中に…

作品情報

初出「富士」1934(昭和9)年10月
分類NDC 913
公開日2006-07-02
最終更新2014-09-18
底本 「蜘蛛の夢」光文社文庫、光文社
入力小林繁雄、門田裕志
校正花田泰治郎

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