河鹿
新字新仮名 約5,715字・読了目安11分
C君は語る。 これは五六年前に箱根へ遊びに行ったときに、湯の宿の一室で同行のS君から聞かされた話で、しょせんは受売りであるから、そのつもりで聞いて下さい。 つい眼のさきに湧きあがる薄い山霧をながめながら、わたしはS君と午後の茶をすすっていた…
作品情報
| 初出 | 「婦人公論」1921(大正10)年7月号 |
|---|---|
| 公開日 | 2022-10-15 |
| 最終更新 | 2022-09-26 |
| 底本 | 「怪奇探偵小説傑作選1 岡本綺堂集 青蛙堂奇談」ちくま文庫、筑摩書房 |
| 入力 | 江村秀之 |
| 校正 | 持田和踏 |
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