岡本 綺堂

梟娘の話

新字旧仮名 約4,522字・読了目安9分

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天保四年は癸巳年で、その夏四月の出来事である。水戸在城の水戸侯から領内一般の住民に対して、次のやうな触渡しがあつた。それは領内の窮民または鰥寡孤独の者で、その身がなにかの痼疾あるひは異病にかゝつて、容易に平癒の見込みの立たないものは、一々申…

作品情報

初出「婦人公論」1923(大正12)年9月号
分類NDC 913
公開日2020-03-01
最終更新2020-02-21
底本 「青蛙堂奇談 ――岡本綺堂読物集二」中公文庫、中央公論新社
入力江村秀之
校正noriko saito

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