岡本 綺堂

小夜の中山夜啼石

新字旧仮名 約6,955字・読了目安14分

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秋の末である。遠江国日坂の宿に近い小夜の中山街道の茶店へ、ひとりの女が飴を買ひに来た。 茶店といつても型ばかりのもので、大きい榎の下で差掛け同様の店をこしらへて、往来の旅人を休ませてゐた。店には秋らしい柿や栗がならべてあつた。そのほかにはこ…

作品情報

初出「婦人倶楽部」1923(大正12)年7月号
分類NDC 913
公開日2020-10-15
最終更新2020-09-28
底本 「青蛙堂奇談 ――岡本綺堂読物集二」中公文庫、中央公論新社
入力江村秀之
校正noriko saito

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