岡本 綺堂

有喜世新聞の話

新字新仮名 約16,537字・読了目安33分

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一 S君は語る。 明治十五年――たしか五月ごろの事と記憶しているが、その当時発行の有喜世新聞にこういう雑報が掲載されていた。 京橋築地の土佐堀では小鯔が多く捕れるというので、ある大工が夜網に行くと、すばらしい大鯔が網にかかった。それを近所の…

作品情報

初出「文藝倶楽部」1925(大正14)年8月
分類NDC 913
公開日2006-06-25
最終更新2014-09-18
底本 「蜘蛛の夢」光文社文庫、光文社
入力小林繁雄、門田裕志
校正花田泰治郎

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