泉 鏡花

雛がたり

新字新仮名 約6,169字・読了目安12分

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雛――女夫雛は言うもさらなり。桜雛、柳雛、花菜の雛、桃の花雛、白と緋と、紫の色の菫雛。鄙には、つくし、鼓草の雛。相合傘の春雨雛。小波軽く袖で漕ぐ浅妻船の調の雛。五人囃子、官女たち。ただあの狆ひきというのだけは形も品もなくもがな。紙雛、島の雛…

作品情報

初出「新小説」1917(大正6年)3月
分類NDC 914
公開日2000-08-30
最終更新2014-09-17
底本 「鏡花短篇集 川村二郎編」岩波文庫、岩波書店
入力砂場清隆
校正松永正敏

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