一兵卒
新字新仮名 約12,809字・読了目安26分
渠は歩き出した。 銃が重い、背嚢が重い、脚が重い、アルミニウム製の金椀が腰の剣に当たってカタカタと鳴る。その音が興奮した神経をおびただしく刺戟するので、幾度かそれを直してみたが、どうしても鳴る、カタカタと鳴る。もう厭になってしまった。 病気…
作品情報
| 分類 | NDC 913 |
|---|---|
| 公開日 | 2000-09-28 |
| 最終更新 | 2014-09-17 |
| 底本 | 「蒲団・一兵卒」角川文庫、角川書店 |
| 入力 | 久保あきら |
| 校正 | 伊藤時也 |
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