芥川 竜之介

或日の大石内蔵助

新字新仮名 約10,394字・読了目安21分

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立てきった障子にはうららかな日の光がさして、嵯峨たる老木の梅の影が、何間かの明みを、右の端から左の端まで画の如く鮮に領している。元浅野内匠頭家来、当時細川家に御預り中の大石内蔵助良雄は、その障子を後にして、端然と膝を重ねたまま、さっきから書…

作品情報

初出「中央公論」1917(大正6)年9月
分類NDC 913
公開日1997-11-17
最終更新2014-09-17
底本 「芥川龍之介全集2」ちくま文庫、筑摩書房
入力野口英司
校正もりみつじゅんじ

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