芥川 竜之介

六の宮の姫君

新字旧仮名 約6,528字・読了目安13分

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一 六の宮の姫君の父は、古い宮腹の生れだつた。が、時勢にも遅れ勝ちな、昔気質の人だつたから、官も兵部大輔より昇らなかつた。姫君はさう云ふ父母と一しよに、六の宮のほとりにある、木高い屋形に住まつてゐた。六の宮の姫君と云ふのは、その土地の名前に…

作品情報

初出「表現」1922(大正11)年8月
分類NDC 913
公開日1998-12-02
最終更新2014-09-17
底本 「現代日本文学大系 43 芥川龍之介集」筑摩書房
入力j.utiyama
校正林めぐみ

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