芥川 竜之介

路上

新字新仮名 約50,056字・読了目安100分

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一 午砲を打つと同時に、ほとんど人影の見えなくなった大学の図書館は、三十分経つか経たない内に、もうどこの机を見ても、荒方は閲覧人で埋まってしまった。 机に向っているのは大抵大学生で、中には年輩の袴羽織や背広も、二三人は交っていたらしい。それ…

作品情報

初出「大阪毎日新聞」1919(大正8)年6月30日~8月8日
分類NDC 913
公開日1999-03-01
最終更新2014-09-17
底本 「芥川龍之介全集3」ちくま文庫、筑摩書房
入力j.utiyama
校正かとうかおり

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