加能 作次郎

恭三の父

新字新仮名 約10,205字・読了目安20分

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手紙 恭三は夕飯後例の如く村を一周して帰って来た。 帰省してから一カ月余になった。昼はもとより夜も暑いのと蚊が多いのとで、予て計画して居た勉強などは少しも出来ない。話相手になる友達は一人もなし毎日毎日単調無味な生活に苦しんで居た。仕事といえ…

作品情報

分類NDC 913
公開日2001-09-10
最終更新2014-09-17
底本 「日本文學全集 70 名作集(二)大正篇」新潮社
入力伊藤時也
校正本山智子

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