加能 作次郎

乳の匂ひ

新字旧仮名 約25,550字・読了目安51分

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……その頃、伯父は四条の大橋際に宿屋と薬屋とをやつてゐた。祇園の方から鴨川を西に渡つて、右へ先斗町へ入らうとする向ひ角の三階家で、二階と三階を宿屋に使ひ、下の、四条通りに面した方に薬屋を開いてゐたのだつた。そして宿屋の方を浪華亭といひ、薬屋…

作品情報

分類NDC 913
公開日2010-07-20
最終更新2014-09-21
底本 「現代日本文學全集 34」筑摩書房
入力kompass
校正小林繁雄

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